全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連、阿部恭久理事長)は7月24日、第一ホテル東京にて全国理事会を開催した。
暴力団対策特別委員会の構成について、暴力団対策特別委員会委員(案)が決議された。委員(案)には8都府県と員外から9名が入った。なお員外は太田裕之専務理事。
理事会では神奈川県警察本部からの「ゲーム機賭博店撲滅に向けた中古パチスロ機等の適正流通に関するお願い(依頼)」が共有された。これは神奈川県警察本部生活保安課長がパチンコ・パチスロ産業21世紀会各位に要請したものであり、これによると神奈川県、宮城県、福島県、千葉県、群馬県、鹿児島県の各警察本部による合同捜査本部が各県のゲーム機賭博店等を一斉摘発し、パチスロ機を提供していた業者を常習賭博幇助罪で検挙したという。その業者が提供していたのは廃業等した全国のホールから買い取ったパチスロを改造したものと判明したことから、今回の要請になっている。
また、酷暑避難場所ポスター(1)と(2)が共有されている。阿部理事長によると、既に酷暑となっている状況ではクーリングシェルターという指定制度だと間に合わないので、暑いときはホールに涼みに来てほしいというメッセージが「お年寄りにわかるように」したかったという。(1)と(2)にはそれぞれ2つのデザインがあり、たしかに年配者にわかりやすいデザイン・文言となっている。なお、東京では名前を東京都遊技業協同組合に変更した上で同ポスターデザインを組合員に配布済みだ。この取り組みは初めてとのこと。
会見では7月24日現在の集計の「組合加盟店舗の実態調査結果について(経過報告)」資料が配布された。資料によると、6月の営業店舗数は6,143店舗。新規店舗3店舗、廃業店舗32店舗、休業店舗117店舗。店舗数減少トレンドが復活しており、5月と比べて営業店舗数は40店舗減となった。
また、資料によると6月の遊技機設置台数は、総台数が3,067,508台で5月と比較して14,762台減となり再び遊技機設置総台数が減少した。内訳では、ぱちんこ遊技機が1,842,818台で5月と比較して13,599台減となった。回胴式遊技機は1,224,690台で5月と比較して1,163台減となった。
(写真)阿部恭久理事長
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