マルハン北日本、慶応4年創業の老舗旅館 道後温泉「大和屋本店」の株式を取得

 パチンコホールを中心に総合エンターテインメント事業を展開するマルハン(京都市上京区、東京都千代田区)の北日本カンパニーは102日、観光事業展開に向けて2022年に設立した子会社「株式会社KITAI resort」を通じて、24930日に「有限会社大和屋本店旅館」(愛媛県松山市)の発行済み株式の100%を取得した旨、発表した。424日に発行済株式の100%を取得した「株式会社大和屋別荘」(愛媛県松山市)と合わせて、大和屋グループを傘下に迎え入れたことになる。

 なお、『有限会社大和屋本店旅館』『株式会社大和屋別荘』ともに株式取得後も運営方針に大きな変更はなく、大和屋本店においては奥村敏仁氏・奥村勇太氏・奥村晃弘氏、大和屋別荘においては奥村美恵氏に役員を続投してもらい、その上で両社の経営統合を進め、相互のシナジーが発揮される体制を構築していくという。

 また、従業員については基本同条件にて全員継続雇用としており、現地にはマルハン北日本カンパニーより派遣された従業員が常駐し、大和屋本店・大和屋別荘含む道後温泉地域の素晴らしさを知り、学び、広く発信することを目指して日々研鑽していく。

 マルハン北日本カンパニーは、パチンコホール事業に次ぐ第二の柱として、ホテル・旅館事業・ゴルフ場運営事業・飲食店事業・からなる観光事業に注力している。マルハングループのパチンコホール数は、全国300店舗以上にものぼり、その開業や運営を通じて日本各地の素晴らしさに多く触れ、いつかパチンコという形だけでなく、多くの人々にその素晴らしさを知ってもらえるような事業ができればという想いがあった。観光立国として既に世界からも高い評価を受けている日本だが、地域に根付く文化や食、暮らしと共にある美しい自然などその魅力はまだまだ奥深く、素晴らしいものがある。同社は「このすばらしい資源こそが、日本の未来を明るく照らす成長の源である」と感じ、それらの本質的な価値を世界に発信することで日本への誇りや尊敬の念を生み、未来への希望を創り、国の発展に貢献したいと考えている。

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