マカオと日本を拠点とするゲーミング業界の大手メディアInside Asian Gaming(IAG)が毎年公表するアジアゲーミング業界で最も影響力のある人物のランキング「2021年アジアゲーミングパワー50」がこのほど発表された。遊技業界からも3名がランクインした。
発表では、23位にマルハングループ会長兼CEOの韓昌祐氏が挙げられ、評価理由は「1957年にマルハンを創業し、90歳になっても経営に参加」「収益面で日本最大のパチンコ事業者」。36位にダイナムジャパン取締役兼上級顧問の佐藤洋治氏がランクインし、評価理由は「日本で2番目に大きいパチンコ事業者の最大の個人株主」。また37位にはユニバーサルエンターテインメント代表取締役社長の富士本淳氏が登場。評価理由を「独自の統合型リゾートを運営する唯一の日本企業の代表」「2017年にユニバーサルの創業者である岡田和生氏を退陣させた」とした。
また、IAGは「2021年アジアゲーミングパワー50:次回期待の5人」の1人にセガサミーホールディングス代表取締役社長グループCEOの里見治紀氏を挙げた。
ちなみに、2021年アジアゲーミングパワー50にはもう1人、日本人が選ばれている。それは後藤正幸日本中央競馬会理事長で、11位という日本人最高順位にランクインした。評価理由は「日本中央競馬会で多数の役割を兼務する、業界46年のベテラン」。また「巨大かつ世界一の日本競馬界もコロナ禍を持ちこたえており、パチンコ収益が後退し、日本の統合型リゾートキャンペーンの勢いが衰える中でかなりの安堵感を与えてくれている。故に、日本中央競馬会(JRA)の理事長である後藤正幸氏は、コロナ禍そしてコロナ後の時代に最も重要な産業の一つを取り仕切っていることになる」「後藤氏が最近、国際競馬統括機関連盟(IFHA)の副会長に選出されたことで同氏の評価と日本市場の評判は一段と高まった」と説明した。
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