ワールド・ワイズ・ジャパン(大阪市西区)は2月6日、「特定サービス産業動態統計調査11月確報データから〜コロナ禍でゴルフ練習場がさらに好調〜」とのレポートをリリースした。同レポートによると、ゴルフ練習場について「1ヶ月の利用者が200万人を超える月が年間7ヶ月以上存在するのは、(データが公開されている2000年から数えて)2021年が初めてのこと」であり、これまでにない活況を見せているとしている。
さらに「コロナ禍以前、ゴルフ練習場は2009年に利用者数23,771,220人を記録して以来、2018年には19,180,742人まで約20%減少。ゴルファーの高齢化と若年層の新規参加が進まないという状況の中、多くの人がゴルフ業界の衰退を危惧し、現在のパチンコ業界と似通った雰囲気を漂わせていた」と指摘。また、コロナ禍においては「県をまたぐ往来の自粛」や「大規模商業施設の営業自粛」が要請される中、ゴルフ練習場は比較的営業の自由度が高かった部類に属するとはいえ、1回目の緊急事態宣言時(2020年4月〜5月)には一時的に利用者は大きく落ち込んだが、同年7月頃から月間200万人近い利用者を記録するようになったとのこと。2021年度は11月までの利用者数実績がすでに2020年合計を約20万人も上回っていると報告している。
同レポートによると、コロナ禍において活気を取り戻したゴルフ練習場は、いくつかの幸運な要因があったとはいえ、これを事前に誰も予想できなかったとし、「あらゆるレジャー産業が注目するに値する出来事」だとしている。
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ゴルフ場 グラフ
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