Re:モンチッチャイ行進曲

<Re:モンチッチャイ行進曲>年末酔いどれ祭り (2004年12月28日)

年末酔いどれ祭り (2004年12月28日) 初代編集長 三浦健一

 本日で会社業務終わり、ですが、昨夜飲んだホール社長にも言われた。書き込みが長過ぎる、読んだあとに結局何を言いたかったのかわからん、って。そこで考えた。同じテーマで短く、その1、2、3、・・・・とやったろか。その方がオイラも楽である。

それはともかく。

 最近、関西への出店が目立つ都心チェーン店企業の●●●。一時期は都心で自転車操業していて、コストを値切って業者泣かせと言われたところです。なんでこんなに急に関西での出店を加速させてるのか(それが可能か)と疑問だったけど、消費者金融のワールドの経営者とは縁故関係。しかも融資先が大手消費者金融だ。それだけではない。宗教法人からも融資を受けているらしい。金利は当然だが14〜17%である。神戸三宮に宗教法人「霊宝会」というのがある。これが民主党衆議院議員の石井一さんが関わっている団体だ。宗教法人はボロ儲けして資金も潤沢。ホールへの融資もこういうところから意外に出ているのである。

 パチンコメーカーN社関連の島・補給メーカーでS社がある。ここの代表取締役社長がN社の取締役である。ここは直営ホールもやってた。名古屋のSホールであるが、ここの株主に先の都心チェーン店の●●●が名前を連ねているのである。ある意味、縁戚関係か同朋関係であるが、これでなぜ、こんなに出店できるのかどうかという謎も解ける。しかもそこにメーカーも関係しているのだから、出店スピードの速さも頷けるというものだ。

 先週に書いたプリペイドシステム異変についての事後確認。

 レジャーカードからの三菱商事の撤退。その事情に詳しいところから確認したら、三菱とNTTデータで800億円の負債(発表額より多い)をまだ抱えたままである。それで、撤退したくても撤退なんてできないという。「なんでそんな話が出回るの?」と逆に不思議がられた。確かにそれだけの負債(偽造カードからの)を抱えていれば内情的には撤退したくてもできない。しかも、それだけの負債を受けるところは業界内メーカーでも有り得ないのである。自分で書いておいてそれを否定することをまた書くのも、自己矛盾。(でも情報は日々刻々と変わるのだ)。

 セタのICカードのナスカへのOEM提供。これもナスカの株主の伊藤忠、グローリーの知らないところで丸紅の警察OBがアルゼの阿南さんに話をもちかけてまとまったというのが真相らしい。ナスカとしては単年度黒字で、資本金40億、負債額は50億円、差し引き10億円なら資本金食ってなんとかなると考えたとして不思議ではないが、丸紅の暴走といっていいだろう。現に、グローリーなどはこの提携にかなり頭にきてるようだ。

 認証協のノズル式ユニット。確かに規則上はOKである。あとは、旧基準CR機と認証協ユニットの接続を、メーカーが認めて保証書を出すかどうかの問題。さらにそれを公安委員会が認めるかどうかの問題なのである。警察庁、日工組が認証協のそのノズル式サンドと旧CR機との接続にOKを出したとしたところで、そのあとの実務的な段階では無理だろう。まず、メーカーがそんなものにいちいち機種・台番号を確認しながら保証書を出すなんてことはまず考えられないからだ。出したとしてもそういうものを、公安委員会が認めるかどうか。警察庁は建前、規則上はOKとは言うだろうが、「そのあとはメーカーの判断」だとも言っているはずである。

 で、話柄を変える。

 来年の5月くらいになるか(総会の時期)に、日工組は新規加入メーカーとして、オリンピア・ジェイビー・大和製作所の3社を認める方針のようだ。ジェイビーはすでに推薦メーカーも確保するなど準備完了済み。もとH社のK氏が代表のメーカーだ。開発室が神楽坂にある。

 ところが、イノキの新基準パチンコが受注台数が伸びていない平和。エースとの補給(ポリ研磨タイプ)で特許裁判で敗訴になった。これで相当額の損害賠償額の負債を抱え込むことになり、逆に平和がエースの島補給の販売をかつぐことになるかもしれない。さらに、あくまでも予測でしかないが、これまでエースのパチンコは西陣(ソフィア)がやってきた。これも、もしかすると、平和が開発を肩代わりする可能性も出てきた。

 平和とオリンピアとのパチスロ機。これも表面上はうまく両社が提携しているようだが、実情は必ずしもそうではなさそうだ。平和としては早く自社ブランドのパチスロを出したい。それが「平和アルファ」だ。ここを平和とは別の第二メーカーとして独立させ(平和サテライトの工場登録)ここで自社パチスロ機メーカーとしての自立を準備中のようである。

 本日で弊社の年内業務終了。軽い忘年会で事務所でビールを飲んで散会したが、いつもの如く僕だけが近くの居酒屋に流れた。ものの、酔いすぎて事務所にUターンしてこの書き込みをしている。酔いが醒めたらまた出かけるはずなので、忘れないうちに書き込んでおきましたのですよ。昨夜お世話になったHホールのN社長、書き込みが長すぎて申し訳ありません。長年の習性で、書き出すといつもこうなってしまうのですよ。これは来年も変わらないでしょうねたぶん。分割して書くなんてやはり僕には出来ません!

 

<二代目編集長オカザキ註>
 ここでは三浦の書いた業界情報関係ではなくて「酒」をテーマに勝手に註釈を入れたいと思います。

 この時期は5号機の規則が施行された年の終わりであり、まだ5号機は世に出ていないです。ただ、年末ということは当時の新規則機の初適合ぱちんこであるバカボン(大一)、大ヤマト(SANKYO)だけでなく、ビスティからあのエヴァ初代が登場していた時期です。明らかにパチスロ市場は4号機偏重、ぱちんこは初代エヴァで衝撃を受けた時期ですね。アニメを全く観ない私ですが、初代の暴走モードに初めて突入したときの衝撃は今でも覚えています。「動かないと生き死ににかかわりそうな展開」ということはわかりますし、「動け・・・」と言ったら動く(当たる)わけですね。私個人の意見ですが、エヴァシリーズは初代に暴走モードが搭載されていなければここまでのシリーズになっていないと断言します。スペックだけで機械の良し悪しは決まりません。少々都市伝説的ではありますが、初代エヴァについてSANKYOとしての企画は2R確変なし(暴走モードなし)だったという話があります(真偽不明)。エヴァというコンテンツのライセンシーでありライセンサーであったフィールズ側が口を出してこうなった、という話を聞いたことがあります。

 こういう時期でしたから、この時期はとにかくよく遊技していましたね。4号機はしこたま遊技し尽したような感じでしたから新規則機ぱちんこをよく打ってました。余談ですが、大ヤマトのトップ導入を新宿歌舞伎町の有名店にて打とうとJR新宿駅の歌舞伎町に近い改札を出て向かっているときに、階段を上ったところで警察から職務質問を受けまして。それは普通に対応したのですが、アルタ前にわたる横断歩道でも別の警察官から職務質問を受けました。さすがに腹立ったので「別に良いけど、さっきあそこの階段出たところでやられたぞ、もっかいするってんなら構わないけど」みたいなことを言ったら「失礼しました、ではどうぞ行ってください」みたいなことを言うので「そんなんでスルーできるなら初めから職質してくんな」と警察官に怒ったことがあります。

 いやはや「酒」の話をするはずがなんだこれ。

 私が社員としていた時代、社内で酒を呑むということは案外少なかったと思います。覚えているのは仕事始め。樽みたいな日本酒を買ってきて呑んだりしてましたね。ただ、毎年1月5日が仕事はじめだったので「競馬できない」と私はまあまあ毎年ブーイングしておりました。京都と中山の金杯が終わってから仕事はじめしてくれ、と何度もお願いしましたが、それは一度もかなっておりません。

 年末は忘年会というのはやってましたが、社内で呑んだということはあんまりなかったようにも思います。社内で呑むのは呑みに出たあと社内に誰かが戻って寝るというときに、まだ呑み足りない連中が酒を買ってきて社内で呑む、という感じだったと思います。上記の記事は既に私が上京しており(つまりシークエンスを辞めたあと)、三浦と呑むのは主に東京都内で二人で、という感じでした。2004年は特にしょっちゅう呑んでたように思いますね。

 新規則の遊技機、特にぱちんこについて、新時代到来を予感させていた頃、三浦のアンテナは主に設備関係に向いていたのでしょう。もともと設備関係では一家言ある人だったですしプリペイドカード構想は彼のライフワークの一つだったですから情報源も豊富だったです。

 というか、こんなあまり関係ないことを註として入れているのは、正直、この記事について私なんぞで拡げることが無理だから。知らない話は知りませんわ。

 ということで、モンチッチャイの過去記事に註を入れる作業のときは、滅多なことではやらないのですが私も酒を呑みながら書くとします。

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