三重県遊技業協同組合(三遊協、権田清理事長)は5月29日、三重県、三重県警察本部、三遊協の3者による「災害時における協力及び支援に関する協定を締結したことを発表した。
この協定は、南海トラフ地震による発災が想定されている中、県、警察本部が中心となって迅速かつ円滑に災害対策に当たるために締結されたもの。発災時には避難場所、活動拠点、車両駐車場の他、日頃からの災害備蓄の確保が必要となるが、三遊協では組合加盟77店舗、駐車場枠39,000台を有していることから県ならびに警察本部に協定の申し入れを行い、今回締結に至った。
協定締結式は5月20日に三重県津市の三重県庁において行われ、三重県の一見勝之知事、三重県警察本部の難波正樹本部長、三遊協の権田理事長が出席。報道機関4社(テレビ2社、新聞2社)が取材を行う中、協定締結書に署名が行われた。
権田理事長は、「今回の協定を機に業界全体で防災意識を高めたい」とし、一見知事からは謝辞が述べられた。また、難波本部長は迅速な災害警備活動に効果的であると指摘した上で、「今後の連携強化を図っていく」と展望が示された。
なお、この協定締結に伴い三遊協では、参加組合ホールに防災啓発物約27,000個を配布。地域住民の防災意識の高揚を図った。
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