ダイナムジャパンホールディングス(DYJH、東京都荒川区)は11月27日、2024年3月期の中間連結決算を発表した。
これによると、同社の2024年3月期中間連結決算は、貸玉収入が前中間期比 13.4%増の278,822 百万円、営業収入が64,375百万円(前年同期比114.6%)、営業利益が4,400百万円(前年同期比113.4%)、中間利益が1,874百万円(前年同期比158.4%)と増収増益となった。
「当中間期においては、新型コロナウイルス感染症の影響が収束に向かい、国内における行動制限や海外からの入国制限の緩和等による人流の回復が見られるなど景気は緩やかな回復基調にある。一方、地政学リスクの長期化、世界的なインフレの進行など先行き不透明な状況が継続。パチンコ業界においては、店舗の休業、廃業は継続しているものの、昨秋より、導入が開始されたスマートパチスロ機の稼働が堅調に推移するなど回復傾向が鮮明になっている」と概況を説明。
その上で、同社グループでは、スマートパチスロ機導入後の稼働状況を踏まえ、多数店舗においてパチスロ機の増台に取り組んだことで営業収入は増収となり、利益面においても遊技機の減価償却費や電気代の上昇、改装に伴う諸経費を吸収し増益で着地したと伝えた。また、当中間期において吸収分割の手法により5店舗を新たに事業承継しており、今後もさまざまな手法で店舗数拡大を図り収益力強化に努めていくとしている。ちなみに、2023 年 9月 30 日現在の店舗数は 434 店舗。
他方、航空機リース事業については、今期より機体管理を内製可能とする体制整備に取り組んでおり、今後、自社保有の機体に加え他社が保有する機体管理を手掛けることで収益拡大を目指していくという。
なお、株主への中間配当は、1株あたり2円50銭とした。同社決算の詳細については、https://www.dyjh.co.jp/ir/archives/quick/index.html よりダウンロード可能。
※同社の2024年3月期中間連結決算は、香港証券取引所および同社のウェブサイトを通じて英語及び中国語にて「Interim Results Announcement」 を公表。本資料は日本国内の株主・投資家、その他利害関係者に参考として活用してもらうために、決算の概要を日本語で要約したもの。但し、正式な決算報告は英語版及び中国語版となる。
この記事へのコメントはありません。