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日本のアミューズメントを世界に、の動き

 さて、今回は久しぶりにオンラインパチンコを彷彿させる動きを取り上げたい。

 今年99日に株式会社ProjectAという日本の企業が「株式会社ProjectA100%子会社である大永科技(深圳)有限公司が深圳前海株式取引センターにて店頭公開」とのプレスリリースを発出した。その内容は、株式会社ProjectA(東京都墨田区、代表取締役・下永大氏)の100%子会社である大永科技(深圳)有限公司(深圳市福田区、代表取締役・陳書威氏)が、2021816日に深圳前海株式取引センター(OTC登録番号:681604)にて店頭公開されたというもの。リリースによると、大永科技(深圳)有限公司は、AIによる分析・ソフトウェア等のシステム開発事業とオンラインゲームの企画・開発、それらを提供するプラットフォームの運営を中心としたオンラインアミューズメント事業を展開。「深圳発、日本のアミューズメントを世界に」をコンセプトに、AI技術や仮想通貨を使った新しいアミューズメントサービスの形を提案していくという。

 なお、株式会社ProjectAの本社所在地 は東京都墨田区緑4-24-16-801。事業内容は仮想通貨を利用したゲームコンテンツ及びプラットフォームの開発、公営ギャンブル向けシミュレーションソフトの開発、IoTリアルタイムスロット遊技システムの開発、台湾向けオリジナルスロットの開発及び販売、海外向けオンラインスロット(プラットフォーム&ゲームコンテンツ等)の開発・保守・メンテナンス、日本国内向けオリジナルパチスロマシンの開発、となっている。

 プレスリリースに<「深圳発、日本のアミューズメントを世界に」をコンセプトに、AI技術や仮想通貨を使った新しいアミューズメントサービスの形を提案してまいります>とあるなか、日本では法的に難しいオンラインパチンコ・パチスロを、中国を拠点に世界に発信していくのだろうか。ちなみに下永大氏は、確かウィンネットテクノロジーやハイライツエンタテインメントでパチスロ機の開発を手掛けていたと記憶している。

 ネットでは、オンラインギャンブルの1つとしてパチンコ機やパチスロ機のゲーム性が提供されている。リアルでは遊技機も遊技環境も射幸性の制限が掛けられた範疇で楽しむのが通常。しかし、オンラインの場でギャンブルの扱いとなると、その射幸性に制限はかからない。そこでの楽しみ方は、いわゆる「日本の大衆娯楽、パチンコ・パチスロ」とは似て非なるものだ。つまり、ゲーム性は提供できても娯楽文化は提供できない。

 ウィズコロナの時代、業界として射幸性が適度に制限された大衆娯楽の面白さを、広く安全に伝える可能性も模索したいところだ。

(フリーライター 氷室あずさ)

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