マルハン、シント=トロイデンVVとの資本業務提携を発表

 パチンコホールを中心に総合エンターテイメント事業を展開するマルハン(京都市上京区・東京都千代田区)は4月26日、子会社「マルハンユナイテッドパートナーズ」(運営:マルハン東日本カンパニー)を通じて、シント=トロイデンVV(STVV、ベルギー シント=トロイデン)と資本業務提携を締結し、3月31日付でSTVVの株式の一部を譲り受けたことを発表した。

 STVVのオーナー企業である合同会社DMM.comから第三者企業がSTVV株式を取得するのは、本件が初。日本の若き力の欧州での挑戦、さらには世界を目指すSTVVのビジョンをともに推進するパートナーとして、クラブの発展に寄与していくという。

 マルハンは、2006年より大分トリニータのスペシャルスポンサーを務めてきたが、STVVのCEOである立石敬之氏は1997年から同チームでプレーし、1999年には同クラブで現役を引退。その後は同クラブのU-18コーチ、サテライトコーチ(トップチーム)、ヘッドコーチを歴任した。今般、16年の時を経て欧州の地で再会を果たし、この取り組みの実現に至った。
 またマルハン東日本カンパニーは、5月3日に東京都中央区の銀座三越で「アートアクアリウム美術館 GINZA」をオープンさせるなど、新領域への投資、新規事業開発を積極的に行っており、今回の提携は多角的な事業参画、投資戦略の1つにも位置づけられる。

 今後は、STVVジャパンブランチ(日本支社)とマルハン東日本カンパニーにおける人材交流、各拠点を活かした日本国内におけるリアルイベントの展開などを予定。これらのほか、新規事業の共創等、ならなるシナジーを生み出したいと考えている。

■シント=トロイデンVV(STVV)とは
 1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。2017年11月に合同会社DMM.comが経営権を取得。2018年に元FC東京GMの立石敬之氏が最高経営責任者(CEO)に就任 。5つの柱として、トップチームの強化・アカデミーの充実・新たな事業スキームの構築・スタジアムの拡充・IT導入による技術革新を掲げている。シュミット・ダニエル選手(前所属ベガルタ仙台)、松原后選手(前所属清水エスパルス)、橋岡大樹選手(前所属浦和レッズ)、林大地選手(前所属サガン鳥栖)、原大智選手(前所属デポルティーボ・アラベス)、香川真司選手(前所属PAOKテッサロニキ)が所属。2020-21シーズンは勝ち点38の15位で終了した(10勝8分16敗/得失点-11/41得点52失点)。

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